7月に入り、いつもなら夏休みを楽しみにどこに行こうかあそこに行こうか、または予約済みの予定表を見てニヤニヤする、そんな時期です。
しかし2020年夏、コロナウイルス感染症のパンデミックによってそんな楽しみは無残にも吹き飛ばされました。
JALハワイに対抗するために導入したANAの巨大機体A380「フライングホヌ」も、2020年3月下旬から運休が続いています。
今か今かと成田国際空港で待ち続けたホヌくんたちですが、ついに夏休み期間となる8月も飛べなさそうです。
かわいそうな顛末についてまとめてみます。
ANAの国際線8月の運行予定でハワイ線は運休予定に
2020年7月14日、ハワイ国際線の路線・便数計画の変更情報が更新されました(公式ページ)。内容は8月31日までの路線計画についてです。
ざっと確認してみても、7月からの運休路線が再開となる予定は皆無でした。
それすなわち、ANAの成田=ホノルル、羽田=ホノルルというハワイ路線も8月31日まで運休予定継続が決定したということです。
https://www.goutaro.com/entry/anainter_cancellprolong202007
ANAは7月9日に、国際線のキャンセル無料となる特別対応を9月30日まで延長しました。ハワイ路線を含む運休となっている国際線は、8月も継続予定となるのは既定路線だったのでしょうね。
この分だと9月も相当危ういですね。
https://www.goutaro.com/entry/anainter_cancellprolong202007
JALに引き続きANAも2020年の夏ハワイご提供は終了となりました。悲しすぎます。
ANAやJALの公式予約の場合は航空会社から運休の連絡が来ると思います。
ツアー利用の場合はツアー会社から連絡が来ると思いますが、必要ならば問い合わせしましょう。
ハワイに行ける展望は遠のいた
日本でもハワイでも、そして全世界を見てもコロナウイルス感染症は未だ拡大傾向にあると言ってもいいと思います。
2020年の夏、国際線での移動制限が継続するのは当然と言えるでしょう。
東アジア・東南アジアはコロナ禍は落ち着きつつありますが、その中でも日本は劣等生グループです。
日本からの入国NG継続とする国もあるでしょうし、日本も検疫を緩めることはほとんどしていません。
そして世界的に見ても南北アメリカ大陸を中心に、コロナウイルス拡大は収まりそうにありません。
当初8月のハワイぐらい余裕と思っていたのですが、全然全くでした。
結局ハワイだけを切り離すことは出来ず、アメリカ本土の感染状況が落ち着かない限りハワイに行ける状況にありません。
8月から開始予定だったハワイ州の事前検査プログラムは、事前検査でコロナ感染の陰性が証明されれば2週間の待機が免除になるというものでした。
しかしハワイ州でも感染者数が増えつつあり、さらにこのプログラムを見据えていたアメリカ本土の観光客を考えても、本土では感染者数もまだまだ増加している結果、事前検査プログラムは8月末までの延期が決定しました。
JALでもANAでもその他でも、ハワイに行くのは困難なまま、というわけです。
さらに、そうなると年末年始までかなり怪しくなってきます。
アメリカの感染拡大は未だ第1波のさなかと見られ、落ち着く傾向にありません。大統領選もあるので、人が多く集まる場面は避けることが出来ず、11月に感染がさらに拡大する可能性まであります。
ハワイに行けるのはいつになるのか…あと1−2ヶ月も経てば来年夏の国際線予約が始まります。
ワタシは来年の夏はANAのフライングホヌを予約する予定にしています。ホヌ3兄弟の末っ子であるカラちゃんは未だ日本でまともに働きすら出来ていません。かわいそうに…
祈るような気持ちで予約を入れることになるでしょう。
まとめ
JALハワイ終了に引き続き、ANAハワイも終了のお知らせです。
運休予定となった8月のANAハワイ線が奇跡的に復活運行する未来は全く見えません。
つまり日本の夏ハワイが完全に終了したわけです。
経験豊富な方々は当初から年末年始でも難しいと言っていましたが、まさにそんな状況になりつつあります。
ワクチンの開発、ホントにお願いしますm(_ _)m。