日本が誇るフルサービスキャリアのANAには顧客囲い込みサービスがあります。それが「プレミアムメンバーサービス」なのですが、プレミアムメンバーには主に3つのステータスがあり、その最上級ステータスがダイヤモンドメンバーです。
プレミアムメンバーサービスはよく利用する顧客向けのサービスなので、当該運賃でそれなりの頻度や距離でANAを利用し、プレミアムポイントというマイルとはまた別のポイントを貯めないと入会できません。
ビジネスや旅行だけでプレミアムポイントが貯まる人向けのサービスなのですが、プレミアムメンバーになりたいがためにときに無理やりANAを利用して飛行機に乗りまくることを「修行」と呼んだりします(エアライン修行)。
今回はワタシがANAのダイヤモンドメンバーを目指した「ANAダイヤモンド修行」の一環で搭乗したシドニー往復の修行記となります。シドニーに行くのに1人だとあまりに寂しいので9歳の息子に付き合ってもらったANA子連れダイヤモンド修行記となりました。
目次
ANAダイヤモンド修行のシドニー往復便の概要
ANAを利用してシドニーに行くには羽田発着の往復便が1日1往復設定されています。成田空港を利用するためにはオーストラリア西海岸のパースを経由しないといけません。
- 往路|22:30羽田ー08:55シドニー
- 復路|20:55シドニーー05:25羽田
往路復路ともに深夜便となり、飛行機の中で寝れれば現地でも帰国時でも時間を有効に使うことができます。
反面、深夜便なのでサービスもそれ相応となりビジネスクラスをたっぷり堪能したいヒトにとっては物足りない運航便と言えるかもしれません。
プレミアムポイントを貯めるために1番お得なプレミアムエコノミーのEクラスで予約し、羽田ーシドニー間のプレミアムポイントは7,694PPです。往復で15,388PP貯まります。
それにワタシは福岡=羽田の往復の1,134x2PPを加えて、トータルで17,656PPが加算されました。
この時の運賃が17万円強だったのでPP単価は10前後で、めちゃくちゃおトクではないですけど国内発券としては有りの金額だと思います。
ちなみに一緒に連れて行った長男は同じプレミアムポイントが加算されるのですが運賃は小児運賃なので14万円弱ぐらいとなり、PP単価は7.7ぐらいです。修行するなら子どもが最強ですね笑。
今回のシドニー往復プレエコはマイルによるアップグレード(片道1人25,000マイル)申請をしていました。全部通れば2人分で10万マイルです。大量のマイルもある技を使えばザクザク貯まります。
航空チケットの購入はプレミアムエコノミーのマイル積算率(=PP)が70%になる最悪のNクラスが導入される直前で、ちょうど半年前でした。購入と同時にアップグレード申請をし、往路は4ヶ月後(出発2ヶ月前)、復路はすでにシドニーに着いた後の復路出発2日前にアップグレード申請が通ったとの連絡が入りました。
特に復路のアップグレードはすでにシドニーに着いた後だったので嬉しさもひとしおでした。ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの乗り比べ記事も面白そうとは思っていましたが、ビジネスクラスでゆっくり寝れることの方がいいに決まっていますからね(^^)。
福岡から羽田空港への移動
では早速ANAダイヤモンド子連れ修行記をお届けします。まず福岡から羽田に移動するために福岡空港に向かいます。羽田発のシドニー行は深夜路線なので、便数豊富な福岡ー羽田路線なら学校や仕事が終わってから向かっても(トラブルがなければ)余裕でも間に合います。
しかしトラブりました。
なんとギリギリまで充電していたスマホを忘れてしまったのです。2台持ちのAndroid端末とiPhoneの両方共。
在住の北九州から車で空港に向かっていたのですが、気づいた時はすでに福岡ICを降りた後。羽田行の便は乗り継ぎ時間を考えると変更できない。車では片道60分。Uターン場所からはおそらく45分。車で自宅まで戻って再度福岡空港に向かうまでの時間を必死で逆算し、ギリギリいけると判断しUターンしました。
一緒に乗っている長男からは不安を通り越して不審な視線も感じるし旅のスタートからダイハードとなりました。
結果1時間以上余裕を持って到着できる予定が、出発時刻30分前にチェックインカウンターにたどり着きました(国内線は出発時刻の20-30分前チェックインが基本です)。
ちなみに国際線までの乗り継ぎ手続き(スルーチェックイン)する場合は国内線出発時刻の30分前までにとANAページには載っています、つまり超ギリギリでした。ANAプレミアムチェックインが利用できることのありがたみをこの時ほど感じたことはなかったです。
チェックイン手続きが終わってどこにも寄らずに搭乗口に向かったら、ちょうどグループ2の優先搭乗が始まっていました。先が危ぶまれるスタートで、長男の心配も最高潮でした。すんません。
そこまでスマホが必要なのかと言われたら、絶対に必要です。写真もそうだし連絡手段としても必要です。海外旅行時の必須持ち物はパスポートとクレジットカードですが、スマホはその次に来るぐらい現代では重要なのではないでしょうか?
国内線の座席はANAプラチナパワーでエコノミー最前列のバルクヘッドシートを確保できました。窓際のバルクヘッドは流石にダイヤモンドステータスじゃないと座席指定できませんが、中央席ならイケなくもないです。
ナニワトモアレ、冷や汗かきまくりのスタートとなり機内でホット一息つきました。
またもやギリギリの羽田空港国内線から国際線への乗り継ぎ
羽田空港での国内線=国際線間の移動は主にバスで行わなくてはならず非常に不便です。羽田空港第2ターミナルを拠点とするANAは国内線の到着口に国際線乗り継ぎの動線を作っていて、専用のバスで羽田空港国際線ターミナルへ移動することができます。
福岡から羽田への到着時刻から国際線の出発時刻まで確保した時間は1時間半。ANAでは国内線ー国際線乗り継ぎ必要時間は「70分以上」と定められています。だからある程度の余裕はあるはずです。
※チェックインが必要で受託手荷物がある場合は通常は60分前まで、羽田空港は40分前まです。今回はスルーチェックインしていので、状況が異なります。
ただANAの国際線搭乗開始時刻はだいたい出発時刻の30分前です。そして到着時刻は「機体のタイヤが止まった時間」です。いくら普通席の最前列と言っても到着時刻からノータイムで降機できるわけありません。そう考えると実際の移動猶予時間は45分ぐらいとなります。コレは結構ギリギリです。
悪いときには悪いことが重なるもので、ANAの乗り継ぎバスは出発した直後でした。次の出発までの待ち時間でココでも10分以上ロスします。
普通に制限エリア外に出てバスや電車、モノレールで移動するのとどっちが早いのか微妙だったので、ジリジリしながらココで待機していました。
間に合わないことは絶対にないのです。しかし機内食をおそらくほとんど食べれない子どものためにANAラウンジに寄る時間を確保したかったのです。
※ホントは福岡空港で何かしら食べさせようと思っていたのですが、スマホ自宅に置き忘れ事件によりその時間が無くなってしまいました。
結局バスの待ち時間で10分、移動で20分かかり、国内線の降機から30分後に出国ゲートに到着します。ゲートは幸いガラガラだったので、5分もかからずに通過し搭乗開始時刻10分前にANAラウンジに突入できました。
羽田空港国際線ターミナルのANAラウンジは2箇所ありますが、今回は予定搭乗口が109番でそこに近い110番ゲートの本館ラウンジを利用しました。なにげに初利用です。
ラウンジは滅茶苦茶混んでいて狙いのヌードルバーの時間がかかったらヤバイかなと思ったのですが、幸いすぐに作ってもらえたのでなんとか予定通り出発前にご飯を食べさせてあげることができました。
ちなみに我が子はとんこつラーメンLOVEです。
ワタシは機内食を食べるので、いなりを3個食べるだけにとどめておきました。
いざ搭乗!羽田ーシドニーANAビジネスクラス
出発時刻の30分前というのは「搭乗開始時刻」なので優先搭乗を捨てればもう少し余裕があります。
しかしこの日の運航は満席とは程遠かったらしく、搭乗開始時刻の5分を過ぎただけでANAシドニー便搭乗者を探すスタッフがウロウロし始めて、慌てて搭乗口に向かったらすでにファイナルコールでした。乗り込むの早くない??実際ビジネスクラスでも空席が目立つぐらいの搭乗率だったので、あっという間に搭乗が終わってしまったみたいです。
今回選んだシートは7Aと8Cです。外の景色を見たいので窓際席一択、子どもはより窓際で静かに寝れるようにと配慮しました。ワタシの8Cの後ろはトイレですがヘッドホンして何か聞いていれば全く気になりません。
9歳児ぐっすり入眠の図です。ワタシも食事の提供が0時30分過ぎ、入眠準備が1時30分頃、起床が6時30分頃(すべてシドニー時刻で時差+1時間)だったので5時間は寝れました。
こんなに飛行機内でぐっすり寝たのは初めてで、やっとビジネスクラスの恩恵を存分に満喫しました(東南アジア路線だと結局睡眠時間って4時間ぐらいしか無くて基本寝不足です)。
この機体は南に下っているので左側の窓際だと東側が見えるので素晴らしい夜明けに出会うことができます。ただ子どもは眩しい眩しいとぶ〜ぶ〜言っていましたが(;´Д`)。
今回はシドニー上空を通りかかった時にちょうどシドニーシティの全景を窓から見ることができて大興奮でした。
ただ次の日は霧に覆われて、着陸するまでに1時間上空で旋回が必要だったりして大変だったらしいです。
ANAのシドニー線はシドニー(キングスフォードスミス)国際空港では基本沖止めです。夏の日本から来て機内も暖かいので薄着のままでいると、突然寒空の中に放り出されます。幸いこの時は14℃ぐらいあったので薄着のまま切り抜けることができましたが、油断大敵です。
※機内持ち込み手荷物にダウンジャケットは入れていたのですが予想外の展開に付いていけませんでした。
ANA羽田ーシドニー線ビジネスクラスの機内食について
さて飛行機に乗っている時の楽しみの1つに機内サービス、特に機内食があると思います。ビジネスクラスだと特に期待できますが、この路線は深夜便なのでそれほど期待してはいけません。寝るの優先です。
離陸後に提供されるのがメインの食事です。そして8−9時間のフライトで寝ておきたいヒトにも考慮してからか朝食の設定はありません。わざわざ声をかけてくることもなく、こちらからお願いしないと何も出てきませんでした。クアラルンプール線ですら何かいかがですか?と聞かれたような気がするのですが…おしぼりを配られたぐらいです^^;。
深夜便いと悲し、です。たっぷり寝れることが嬉しい反面、せっかくのビジネスクラスなのに…と思わざるを得ません。
ちなみにワタシはいつも安定の洋食チョイスです。今回はビーフハンバーグステーキ。深夜便ならではのワンプレートディナーでした。味はまあまあ、デザートが甘すぎでしたかな。
寝る前に食べるには流石にきついメニューだったのでお腹がもたれてしまって、朝食として好きな時に頼めるというフィットチーネのカルボナーラを食べてみたかったのですが566kcalと載っていて断念しました。
9歳の我が子は搭乗前にANAラウンジでとんこつラーメンを2杯食べたので夕食はパス。起きてからも大好きなラーメンだったので一風堂をお願いしてましたが、結局胃がもたれてほとんど食べれていませんでした。アホや^^;(一風堂はワタシが美味しくいただきました)。
最近は健康を気にして、ビジネスクラスやラウンジでココぞとばかりにお腹いっぱい食べるのはやめております。お酒もビール1杯だけで後は炭酸水。だから深夜便ならではの省エネサービスの方が体にもいいと分かっているのですが、それでも朝食の提案すらなかったのはちょっと釈然としないものを感じました(遠慮せずに頼めばよかっただけですが)。
ANAシドニー線のシドニー空港降機時のトピック
シドニー初訪問で今回1回だけの体験なので、現段階でワタシが体験したこと、と言う前書きが付きますが、明日にでもシドニーにANA便で行く人へのアドバイスが3つほど。
1.到着時は沖止め
すでにお伝えしましたが、ANA便はスターアライアンスメンバーなので到着時ワンワールドのカンタス航空が本拠地となるシドニー国際空港では端っこに追いやられて沖止めになります(理由は冗談です)。北半球と季節がガラリと変わるので外に出される時に注意が必要です。
もちろんハイシーズンで満席だったりしたら違うかもしれませんが…。
2.ファーストトラックレーンが見当たらない
ビジネスクラスを利用すると出国審査時のゴールドトラックを利用できるエクスプレスパスがもらえます。
でも出国審査場にゴールドトラックは見当たりません笑。苦手な英語でスタッフに聞いてみると「ノー、ココ(全員が並んでいる列)に並ぶべし」的なことを言われました。
語学力が貧相なワタシが理解できなかったり見つけられなかっただけかもしれないですが、エクスプレスパス役立たずでした。もし有効活用できた方がいらっしゃったらご教授ください(ANA便限定)。
ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラスにご搭乗のお客さまへ Express Path(入国審査・税関・検疫優先レーン)のご案内
- ビジネスクラスならびにプレミアムエコノミークラスにご搭乗のお客さまは、入国審査の優先レーンであるExpress Pathをご利用いただけます。
- レーン通過のための専用クーポンはシドニーに到着する便の機内でお配りしております。
- Express Pathの場所は入国審査場に向かって右手にございます。(入口の頭上に表示がございます)
JALのホームページには上記のように載っています。オージー以外のヒトは左に並ぶので右側をきちんと見ていませんでした。というか右側はスマートゲート的な端末がいっぱい置いてあってそれっぽいのも視野に入らなかった記憶です。スマートゲート端末のさらに奥にファーストトラックがあったのかもしれません。
3.Scan Passportは利用できる
沖止めからバスに乗って降りた後ヒトの流れに乗っていくと、何やら自動発券機のような端末がいくつも並んでいます。
コレにパスポートを挿入して2−3個の受け答えをすれば、なにかカードのようなものがもらえます。言語は差し込んだパスポートから判断しているようで最初から日本語が表示されました。
日本もこの端末の対象だったのでやってみたのですが、ちゃんとカードが貰えたのでたぶんスマートゲートを利用して入国審査を通ることができると思います。
この端末は最初のところが混んでいてもその後も2箇所ぐらい現れるので慌てて最初にしなくてもOKです。このカードを利用して入国検査場の対応端末で手続きをすると入国審査の時間を短縮できるようです。
ただ子どもの場合、オージーは10歳以上だけど対象の諸外国は16歳からが利用できるみたいなので、結局子連れでは通常の検査官対応レーンに並ぶ必要があります。
※端末を通してチェックをしちゃった後でも普通に検査官レーンを利用してOKでした。
有人レーンは結構並んでいるようでも回転がやたら早くて10分ぐらいで入国審査を通過しました。降機してから入国までざっと45分ぐらいだと思います。
出国|チェックインから搭乗まで
次はANAダイヤモンド子連れ修行の復路についてお伝えしていきます。
最初にお伝えしておきますがシドニー空港はワンワールド加盟のカンタス航空の本拠地です。ANAはライバルのスターアライアンスメンバーです。つまり色々端っこに追いやられている感がありました。
この日のANAチェックインカウンターは「F」。そして電車で到着すると「A」の場所に出るのでチェックインカウンターの列を延々と歩くことになります。
ちなみに出国検査場は「A〜C」の近くにあるので、チェックイン後に舞い戻ってくることになります。だいぶ虐げられている感じです笑。
チェックインカウンターはエコノミーはそれなりの行列でしたがビジネスクラスは空いていました。そしてビジネスクラスのカウンターはスターアライアンスゴールドでも利用することができます。もちろんSFCメンバーもです。修行の成果を感じる瞬間ですね。
出国審査場は135cmの子どももOKの顔認証システムで全然混んでいませんでした。シドニー空港国際線の駅で降りてから誇張なしで15分後にはすでに制限エリア内に入っていました。早くてスムーズです。
出国手続き後、ANA便の搭乗ゲート59番までは免税店エリアを巧みに通り抜けるように誘導されて、その後もくねくねと延々に進んだ先の先にあります。端っこに追いやられている感が満載でした。
ANAのビジネスクラス搭乗者が利用できるシドニー空港のラウンジはニュージランド航空のラウンジなります。
ちなみにその隣にはシンガポール航空のラウンジもあり、SFCなどのスターアライアンスゴールドならこちらもおそらく利用可能です。ただ話のネタ的に推奨されているニュージランド航空のラウンジに入ってみました。
シドニー空港のニュージランド航空ラウンジはかなり広くて空いていました。どこでも座りたい放題で、過ごしにくいことも全くありません。
しかし食べ物に関しては正直そそるようなものはありません。時間帯によってはキッチンみたいなところで何かしらの提供がありそうな造りではありました。ANA便利用の場合はこの時間帯にしか来ないので、今稼働してなかったら絶対に利用できないような気がします。
※この辺の画像は今回の旅行直前で入手したRX0IIを使用しています。手ぶれ補正が付いたこの機種ですがそれは動画のみなので、ご覧のように静止画だと暗いところは苦手みたいです。スマホの方がきれいに取れます。
かんぱーーーい(^^) pic.twitter.com/PW1KHQW8ip
— ゴウタロウ@福岡LOVE陸マイラー (@ugoraba) June 30, 2019
このラウンジで、ブログやツイッター上では知り合いだった枚方王子さんのオークランドタッチとなるSFC修行シドニー復路便と重なりまして乾杯しました。
お互いブログやマネタイズにそこまでアグレッシブじゃないので、同じ目線のお話ができてとても楽しかったです。
※神レベルの方々は話の内容が天上人過ぎてため息しか出てきません笑。
ANAシドニーー羽田線ビジネスクラス搭乗
ラウンジでは1時間ぐらい過ごし、いよいよ搭乗時刻となりました。
ニュージランド航空から搭乗口まではホントに近いので、搭乗開始5分前に出発しても余裕です。優先搭乗はいつものおダイヤ様から。やはりダイヤモンドステータスホルダーは少なく、次のビジネスクラス・スターアライアンスゴールドとなると十数人がどっと並びました。
今回は初めて中央の並び席を利用しました。子どもから隣がいいという熱烈な提案を受けての選択です。実際いつもの修行では窓際席しか選択しないし、深夜便で外の景色が見れなくてもそれほど寂しくないので、この機会に利用してみました。
感想としては、隣に別の人が座っていても全然気にならない、という感じです。隣の人のモニターは目に入るのですがそのぐらいですね。
反面子連れではちょっと乗り出すだけで何かとお世話もできるし話しかけることもできるので、前後の並びや通路を挟んだ並びよりは中央席の並びのほうが良い感じです(^^)。
ただ長男は景色を楽しまないタイプなのですが次男は外の景色を楽しむタイプなので、たぶん次男がこの席に座ったらうるさそうです。結局子ども次第ではあります。
自席から見える隣席を含めた光景はこんな感じです。
食事の提供は離陸後、シドニー時間の21時過ぎぐらいから始まります。十分ディナーの時間だとは思うのですが、深夜便で安定のワンプレートミールです。そしてメニューを見ると、往路便にあった頼めば食べれる朝食っぽいメニューすらありません。
そして安定の洋食チョイスです。肉!とにかく肉が食べたいのにフィッシュしかないこの理不尽感…デザートのティラミスは美味しかったです。
ちなみに子どもはやっぱり通常の食事はパスして一風堂のラーメンを食べてました…子どもにビジネスクラスはホントにオーバースペックです。ただ寝るというだけならコレほど快適な環境はないので、深夜便なら逆にありかもしれないと思う今日このごろです。
22時過ぎに食べ終わって、ドットマネーモール月始めの戦いにWiFi不調により参戦できないと分かったら、その後は早々に就寝しました。帰ってからそのまま仕事のハードコースですから、夜更かしなどしている場合ではありません。
そして起きたのは日本時間の4時過ぎ、5時間以上はぐっすり寝れた計算になります。エコノミーやプレエコではこんなに寝れたことはなく、やはりビジネスクラスの恩恵はココにあるのだなぁ、と実感しました。
※画像がぶれているのは相変わらずRX0IIのためです。静止画でも手ぶれ補正を有効にして欲しかった…
しかしいくら到着が5時台だからといって8時間のフライトでホントに朝食がないとは思いませんでした。ハワイ便だってパンぐらいは配るじゃないですか?クッキーですよこれ。コーヒーと一緒に食べたければどうぞぐらいのスタンスです。
デルタ航空のホノルルからの帰国便で利用したビジネスクラスは10時間強のフライトで3回フードプレゼンテーションがありましたけどねぇ…(もちろん昼便と夜便の違いはありますけど)
朝の5時ぐらいなんだからサンドイッチぐらいは提供してほしかったなぁ、と思います。残念。
予定より30分ほど早く梅雨でジメジメして蒸し暑い東京に到着しました。正直この便は早朝すぎて早く着いても全然いいこと無いので(どこも開いてない何もすること無い)、定刻通りの運航で機内でもっとゆっくりしたかったと思ったりして…
羽田空港国際線ターミナルから国内線ターミナルまでの移動について
羽田空港国際線ターミナルから国内線ターミナルまでの移動は通常のターミナル間連絡バスを利用することができますが、国際線ターミナルで国内線乗り継ぎのチェックインを行い、そのまま国内線ターミナルの制限エリアに入ることもできます。
国内線ターミナルの制限エリア外に用事(ショッピングや食事など)が無ければ、こちらを利用するほうが手っ取り早いです。
場所ですが、入国して制限エリアの外に出たら向かって右手の方に進めば「国内線乗り継ぎ」の看板があります。
国際線の帰りだと大きなスーツケースが手元にありますが、ココで預けることが可能なので大きな荷物を持ってバスに乗ったりする手間が省けます。
注意点は、ココを利用するときは国内線出発時刻の45分前までが手続きのリミット、ということです。通常の国内線は20分前ぐらいまでがリミットなので、荷物も含めて移動する時間などを考慮しての時間なのでしょう。
実は早く着いちゃったので国内線の搭乗便を1本早くできないかと相談したのですが、その45分に引っかかっちゃってNGだったのです。国内線ターミナルに移動してそちらで手続きをすればOKと言われました。ただ疲れていたので、すぐに諦めましたけど。
チェックインカウンターも手荷物検査場もガラガラです。この時間帯(早朝6時前)は国内線ターミナルは朝の第1便に乗る人で激混みしているので、まあこっちの方が楽だったなとは思います。
保安検査場を通過して1階に降りるとバスの待合所です。ココにはJALの第1ターミナルとANAの第2ターミナルに行くバス両方が来るので、バスに乗る時に搭乗券をチェックされます。
ANAでも福岡や北九州に行くスターフライヤーコードシェア便に乗るならJALのバスに乗らないといけないのでしょうね。ややこしい。
バスは全員が座れるぐらいではありますが、そこそこお客さんもいました。
国内線ターミナルの連絡バス乗降場は南と北2箇所あって、いずれもターミナルの端の方に位置しています。ワタシは「南」で降りましたが、搭乗口が中頃だったのでそこそこ歩きました。矢印のところが出口で逆流はできません。
ターミナルに着いたのは6時10分過ぎ。すでに多くのビジネスマンがせわしなく移動していて(平日ですから)、沖縄行だけ観光客に溢れていました。
最後の搭乗|羽田から福岡へ
羽田空港の国内線ターミナルに着いてから搭乗開始まで50分ほどありました。朝食が出なかったシドニーからのビジネスクラスのためにそこそこお腹が減っています。しかしこの時間では飲食店はまだ開いてないか、開いているお店にヒトが集中するのでかなり混雑していました。
しょうがないので、息子が食べそうなカツサンドを買ってANAラウンジで頂きました(個人的にはANAラウンジに入れて嬉しい)。
さすが広大な羽田空港のANAラウンジなだけあって、福岡空港のANAラウンジのようにビジネスマンで満席になるようなこともなくだいぶ余裕がありました。
最後の羽田ー福岡路線も定刻通りの出発で、福岡から出発したシドニー往復の子連れANAダイヤモンド修行はすべて予定通りの飛行となり感謝感謝です。
最後もプラチナステータスでは座席指定できる限界の普通席の中央席バルクヘッドシートです。足元広々で大満足でした。
最後は福岡空港の南到着口でフィニッシュです。到着口南は地下鉄乗り場が近くて非常に便利ですね…ただ駐車場は到着口北にかなり近いので、車利用がほとんどの我が家にとってはいつも「北にイケ!」と願っています。今回は外れです(T_T)。
最後は悲しみの駐車場代のお支払いです。ホントは1泊800円の民間駐車場を利用する予定だったのですが、最初のスマホ忘れ事件により時間的余裕がなくて空港直結の福岡空港駐車場を利用した末路です。
ココは24時間2,400円で長期利用だろうと割引一切なしですからね。高額故に満車になることはほとんど無いのですが、痛い出費となりました。
まとめ
2019年に行っているANAダイヤモンド修行ですが、唯一子どもを連れて国際線の修行を行った「ANAダイヤモンド子連れ修行記(シドニー編)」をお届けしました。
最初はプレミアムエコノミーのEクラスで予約した旅行でしたが、2名のビジネスクラスアップグレードをマイルで申し込んですべて通ったので、ビジネスクラスでの快適な往復旅行となりました。
今回は子連れということを強調しましたが、小学生高学年ともなると修行的には何も負担はありませんでした。いつもは1人だったので楽しかったぐらいです。ただ小学生はビジネスクラスでも問題なく過ごせるけど食事のことだけはちゃんと考えてあげないとイケないな、ということが分かりました。
プレミアムポイントはアップグレード前のプレエコEクラスのままで加算されて、86,000PPまで到達しました。ついにダイヤモンドステータスの10万PPが見えてきました。
残りの計画は以下の通りです。
- クアラルンプール往路ビジネスクラス
- (クアラルンプール復路はJALビジネスクラス特典航空券)
- ハワイ旅行|福岡ー成田国内線乗継
- 成田ーホノルル|プレミアムエコノミーNクラス
そしてフライングホヌの往路でダイヤモンドを華麗に解脱して、復路でダイヤモンドを満喫してやろうと企んでいました。
しかし対象者限定のANAプレミアムポイントキャンペーンin2019夏にエントリーできたので、少し欲が出ました。
- 国際線|10%のプレミアムポイント加算
- 国内線|5%のプレミアムポイント加算
たぶん6月に搭乗したこのキャンペーン分のプレミアムポイントが7月下旬に加算されたら、あと少し頑張ればハワイ旅行に行く前にダイヤモンド修行を解脱できるんじゃないかと考えたのです。
そこで今度のクアラルンプール復路のJALビジネスクラス特典航空券をキャンセルして、クアラルンプール発のエコノミークラス片道を海外発券しました(プレエコは満席)。
日本からの国際線片道発券ってものすごいべらぼうな金額になるのですが、それは帰ってくるチケットがない怪しい発券となるかららしくて、海外発券で日本に帰ってくるチケットは普通に往復の半額で発券できました。
※最初に復路をJALにしていたのは海外発券を閉じるための手段でした。
現在JALはJGCプレミアなのでワンワールドエメラルドの恩恵を受けてみようという計画で最後のクアラルンプール発をJALにしていたのですが、それより早めのANAダイヤモンド解脱です。なぜなら成田空港も羽田空港もANAラウンジは激混みなので、ハワイ旅行時にできればその混雑を避けてANAスイートラウンジを利用できる状態になっておきたかったのです。
- クアラルンプール往復国際線|1,331PP
- 福岡からの国内線乗継|99PP
- シドニー往復国際線|1,538PP
- 福岡からの国内線乗継|113PP
上記のように国際線10%、国内線5%でトータル3,081PPぐらいキャンペーンで加算されるはずです。それを合わせるとたぶんハワイ旅行前に10万PPを超えるような気がする…厳密に計算せずに楽しみにしておきます。
計画どおりにキャンペーンの加算でダイヤモンド解脱したらほんと凄いですヨネ!その時は喜びのご報告をさせていただきます(^^)。
12,000文字オーバの修行記をご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m。