ANAを愛用する人、ANAマイルを貯めている人、ANAでマイル修行する人、そんなあなたに欠かせないのがANAカードです。
ANAカードにも国際ブランドごとにいくつか種類があるのですが、その中でも人気なのがANAVISAカードとなります。
なぜかというと、ANAVISAカードの中でもゴールドカードとプラチナプレミアムカードはANAマイルの還元率が他のカードと比べても高くなっているからです。
ANAVISAゴールドカードならマイル還元率は基本1%、プラチナカードだと1.5%となっています。
そこにある技を使うと、還元率が0.3%はUPするのです。
ワタシはANAVISAプラチナプレミアムカード会員としてマイル還元率1.5%オーバー(1.8%)のこのクレジットカードをものすごく愛用していました。
しかし今回残念ながらゴールドカードに格下げすることにしたのです。
ANAVISAカードやダウングレードの経緯、その手続きについてなどをまとめたいと思います。
目次
ANAマイルが最も貯まるANAVISAカード
ANAカードの中でもなぜANAVISAカードが貯まるのかというと、ANAVISAカードを発行している三井住友カードのリボ払いシステム「マイ・ペイすリボ」をうまく利用することで、マイル還元率がアップするからなんです。
その仕組みについて詳しくは下記記事をご参照下さい↓↓
簡単にお伝えすると、支払いをリボ払いにするとポイントが倍貯まるので、リボ払いの繰り上げ返済を行い少額だけ利息が発生するように支払い増額申請を行うことによって、数円の利息でマイル還元率を0.3%アップさせる方法です。
その中でもワタシが保有していたANAVISAプラチナプレミアムカードは、通常のマイル還元率でも1.5%マイル還元、リボ払いの増額申請をすれば1.8%まで還元率アップ、さらにANA航空券購入で3.5%マイル還元とANAを利用しまくりつつ日常でメインカードとするには最強でした。
年会費は税込みで88,000円と高額ですが、毎年ANAダイヤモンドステータスを目指すならば十分元が取れたのです。
しかし時代はウィズコロナとなり、自由な飛行機での旅行は厳しくなってしまいました。
ANAVISAプラチナカードはコロナ禍ではオーバースペック
コロナウイルス感染症のパンデミックにより自由な旅が妨げられ、当然飛行機による旅行も思い通りに行かなくなったのが2020年です。
そうなるとANAVISAプラチナプレミアムカードのメリットを十全に活かすことができません。
普段使いでも1.5%、マイ・ペイすリボの繰り上げ返済技を使えば1.8%のマイル還元率となるこのカードは、飛行機に乗らなくても十分有用です。
ただ肝心のANAマイルなのですが、貯まったとしても有効に使えないのがネックなのです。
ANAマイルの使いみちとしては特典航空券発券に利用するのが最もお得なのですが、元々ANAマイルでの特典航空券は空席が少なくて確保しにくい上に、コロナ禍の影響でよりお得な国際線がほとんど飛んでいません。
それならば88,000円という年会費がずしりと重くのしかかってくるのです。
全然別の話ですが、ANAVISAプラチナプレミアムカードは発行元である三井住友カードのプラチナカード枠としてそれなりの高いサービスや特典も付帯します。
なのでそれらをよく利用していれば、継続するのもありです。プラチナカードなのに家族会員の年会費が4,400円と割安なのもグッドですし。
ただワタシはどんなハイスペックなクレジットカードでも、その特典やサービスはほとんど利用しないのであまり関係ないのです。
ANAVISAプラチナカードはゴールドカードにダウングレード
ANAVISAプラチナプレミアムカードは券面もカッコよくて気に入っていたのですが、ANAカードとANAマイルの需要が減ってしまったためANAVISAゴールドカードにダウングレードさせることにしました。
なぜANAVISAゴールドカードなのかというと、いくつかの理由があります。
- 三井住友カードの特典を利用することによって年会費がお得
- ANAのマイレージ会員番号が変わらない
- スーパーフライヤーズカード付帯にしている
が主な理由です。
1.ANAVISAゴールドカードは最もお得なANAゴールドカード
ANAVISAゴールドカードは発行元の三井住友カードの年会費割引サービスが最大限受けることができるカードなのです。
三井住友カードの年会費割引サービスは「WEB明細の利用(6ヶ月以上の請求が必要)」による最大1,100円割引と「マイ・ペイすリボ申し込み+リボ払い年1回以上手数料支払いによる割引(割引率はカードによる)」の2つがあります。
そして通常はどちらか割引率が高いほうが適用されるのですが、ANAVISAゴールドカードだけ、なぜが2つの割引を併用で受けることができるのです。
- 本会員|15,400円→10,450円
- 家族会員|4,400円→2,750円
それにより、ANAVISAゴールドカードの年会費は以上のようになり、ゴールドカードにしてはとても割安になります。
しかもマイ・ペイすリボの繰り上げ返済を利用すればANAマイル還元率は1.3%となり、ANAカードの中でもお得なままなのです。
そんな理由でANAカードは複数発行することができるのですが、ANAVISAゴールドカードをメインカードとしている人が多いです。
2.ANAマイレージクラブ会員番号が変わらない
ANAカードを発行すると自動的にANAマイレージクラブの会員番号が割り振られます。
コレは1人1つではなくANAカードの分だけあるので、ANAカードを複数枚持つとそれだけANA番号も増えていきます。
最終的にはメインのANA番号を指定して、他の番号を統合することができるので基本的には問題ありません。
ただメインのANA番号を変えるとすでに発券済のチケットの取り扱いとかがちょびっとだけ面倒になるのです。
ただANAプラチナプレミアムカードから他のANAカードに移る場合、同じ国際ブランドのときだけANA番号が変わらないのです(クレジットカード番号は当然変わります)。
それは家族会員の分も同じなので、ワタシとしては結構大きな理由だったりします。
3.スーパーフライヤーズカード付帯しているのでトラブルを避けたい
ワタシのANAカードは普通のANAカードではなく、ANAのステータスメンバーの1つであるスーパーフライヤーズカード(SFC)が付帯しています。
このステータスはANAカードに付帯するものなので、ANAカードを解約してしまうとSFC会員も退会となります。
せっかくマイレージ修行をしてまで獲得したSFCを手放すわけには行きません。
保有してるANAカードから他のANAカードに移る際、アップグレードでもダウングレードでも審査があります。
ANAVISAプラチナプレミアムカードから他の国際ブランドのANAカードに移る際にSFCも移動させることはできるのですが、万が一クレジットカード発行審査に落ちてしまったら目も当てられません。
確証は全く無いのですが、同じ国際ブランド・同じカード発行会社内でのダウングレードだったら、一番確実でトラブルなく移行できるかな、と思ったのもANAVISAゴールドカードSFCに申し込んだ理由の1つです。
また他の国際ブランドだと、新たにANAカードを発行→その後SFCを移行、という手順が必要になります。
その際カード発行会社の入会キャンペーンがあれば乗っかることができるのですが、その入会キャンペーンをクリアする前にSFC付帯に移行してしまうと、新しいカードと認識されて入会キャンペーンの対象外になってしまうリスクが有るのです。
まあいろいろな理由がありますが、ダウングレードするなら同じ国際ブランドが無難、と言うことです。
ちなみにANAVISAゴールドカードにSFCが付帯すると年会費が値上がりします。
- 本会員|16,500円→年会費割引後11,500円
- 家族会員|8,450円→年会費割引後6,600円
以上がホントの年会費となります。
2度目のANAVISAゴールドカードこんにちは
以上のような理由があり、年会費が発生する前の月にANAVISAプラチナプレミアムカードからANAVISAゴールドカードへのダウングレードを申し込み、無事にSFC付帯したカードをゲットすることができました。
実はワタシはANAVISAゴールドカードに出会うのは2回目なのです。
2018年にANAカードのアップグレードでも対象となるANAカードの「切り替え」キャンペーンがあって、それに乗っかる形で元々ANAVISAゴールドカードホルダーだったのをプラチナカードにアップグレードしたのです。
なので、今回元の鞘に戻る形でゴールドカードホルダーとなりました。
ANAのチェックインカウンターでプラチナカードをドヤ顔で出すのは好きだったのですが、流石に年会費が7万円も違ってしかもその差額分のメリットを享受できなくなったらダウングレードもやむを得ずです。
おそらくもう2度とANAカードのプラチナカードに手を出すことはないでしょうから、ANAVISAゴールドカードにはSFCの特典が無くならない限り末永いお付き合いをしてもらいましょう。
利用上重要なのは以下の点です。
- 年に1回はリボ設定額の1万円以上を利用して、リボの手数料を発生させる
- 月に1回以上の利用を6ヶ月以上積み重ねる
コレをしておかないと、年会費の割引を最大限受けることができませんから。
まとめ
半年前までメインカードだったANAVISAプラチナプレミアムカードをゴールドカードにダウングレードさせました。
コロナの影響はもちろんありましたが、いずれにせよ使いこなせないクレジットカードは整理していかなくてはいけません。年会費の垂れ流しですからね。
クレジットカードの断捨離について言及していても、それでもできなかったクレジットカードコレクターのワタシですが、ついに敢行した!という感じです。
実は少し前に、特典が終了するヒルトンVISAプラチナカードも解約しています。ココで年会費67,500円の節約です。
今回のANAVISAカードのダウングレードで年会費約7万円の節約となりました。
次に考えているのはJALAMEXプラチナカードのCLUB-Aゴールドカードへのダウングレードです。
なかなか飛行機に乗る機会がないので、やむを得ません…