2019年にANAが新規就航した西オーストラリア州の州都パースに、5歳の子連れでANAビジネスクラスを利用して乗ってきました。
パースから成田に向かう便は夜に出発して朝に到着するダイヤです。
ビジネスクラスではなくとも、このダイヤならいかに子どもを機内で寝せるのかがポイントになると思います。
パースから成田に向かう便は時間的に非常に利用しやすくて、作戦大成功でワタシも大満足でした。その様子をお届けします。
目次
パースから成田に向かうANA便について
ANAは2019年9月より西オーストラリア州州都パースに直行便を新規就航させました。そのダイヤは季節によって変動しますが、ワタシが利用した12月は以下のとおりです。
- 往路|11:20成田発ー20:30パース着
- 復路|21:55パース発ー08:50成田着
同じオーストラリアに向かうANA便でも、シドニー往復は往路復路ともに夜便です。パース往復は往路が昼便、復路が夜便という違いがあります。
パースの往路昼便の子連れビジネスクラス搭乗記はこちらです。
今回は復路となるパース発成田行のANAビジネスクラス子連れ搭乗記をお届けしたいと思います。
ちなみにシドニーの時は復路の羽田着が早朝なので子どもだけでなく大人も結構きつかったのですが、パースからの到着便は到着時刻が朝起きる時間としては非常にちょうどよく快適な夜便となりました。
ANAビジネスクラス子連れ搭乗の作戦|往路からの変更
元々パースからの復路は完全に深夜便だと分かっていたので、大半が夢の中の時間と考えました。さらに夜間飛行になるので外の景色を見れなくてもいいかなぁ、と思って中央席の並びで予約をしていました。
しかし往路で中央席の並びは全くお互いにアクセスができないことが分かったので、上記のようにビジネスクラス後方の斜め席に変更しました。
往路のように通路を挟んだ横にせず斜め前にしたのは、斜め前のほうがシートベルトサイン中もお互いの顔がよく見えると判断したからです。
往路ではシートベルトサイン着用時は何かを訴えられても全然見えず多少苦労したもので(;´Д`)。
復路では実際にワタシの位置から子どもの姿がよく見えたので安心しました。
子どもからしたら外の景色が見えなくなるのは不満かもしれませんが、もう寝る時間なので大丈夫でした。
パース発成田着のANAビジネスクラス子連れ搭乗の様子
では実際に5歳の子連れANAビジネスクラスパース発成田行の機内の様子をお届けします。
前準備として、出発の日はホテルをセルフレイトチェックアウトしてまでフルに遊び倒しました。もちろん疲れさせるためです。
【セルフレイトチェックアウト】
チェックアウトの日まで余計に1泊の予約を入れること。メリット=何時までもレイトチェックアウト可能、デメリット=もう1泊分の料金が必要
確かにもったいないですが、子どものことを考えるとこれがベストだと思っています
※ホテルとの交渉で1泊の半額料金ぐらいで対応してくるときもあるけど英語交渉困難なので最初からチャレンジせず
さらに子どもがお気に入りになったインルームダイニングのチーズバーガーをこれでもかと注文し、夕方から夜にかけてお腹いっぱいになってもらいます。
※4つ注文しました^^;、残したらパパのです
パース空港でも少し動いてもらいながら時間を潰す予定でしたが、パース空港の予想外の何もなさにやられて、ちょっと大変でした。搭乗時刻は21時半前でしたが日本なら夜の10時過ぎなので、昼寝もさせずに粘ったのでかなりおネム状態です。
搭乗時の様子です。またもやガラガラでした。ワタシの通路を挟んだ窓際も空席だったのでCAさんがお子さんを移動させてもいいですよ、とおっしゃってくださったのですが、往路の反省を活かし視野に入る斜め席のままで出発です。
離陸してシートベルトサインが消灯する前から完全に眠いモードに入った5歳児、作戦通りです!
しかし姿が見えても見えなくても手が出ないのです。早くベッドを整えてあげたくて、ソワソワしながらシートベルトサインが消えるのを待ちました。
シートベルトサインが消えると同時にダッシュして、シートをフルフラットにして寝所を整えます。寒くないようにワタシの布団も進呈して隙間を埋めて寝返りしても大丈夫なようにします。
ヘッドホンは音は出てないのですが本人が安心そうなのでそのままです。
このときの時刻は日本時間で23時過ぎです。遊び倒してお腹いっぱいで昼寝もしてなければ、そりゃ寝ますよね。トイレも搭乗前に済ませているので完璧です。
朝の5時過ぎになっても寝ています。ワタシも1回目の機内サービスの後寝ていましたが、子どももグッスリのようです。
朝の7時になって機内が点灯して2回目の機内サービスが始まっても寝ています。
とにかく寝ています。出発から8時間経っていますが熟睡です。親としては最高です(^^)。
着陸40分前ぐらいになってトイレにも連れて行かないといけないので強引に起こしました。まだまだ寝れそうでしたね。日本時間で23時から朝の8時前までずっと寝てくれました。ありがとう(^^)。
起きてからは外の景色が見えたほうがおとなしいので、CAさんの許可をもらったあと(もらっていた)ワタシと通路を挟んだ窓際席に移動しました。
飛行時間は9時間半ぐらいでしたが、元気いっぱいで成田国際空港に到着しました。いっぱい寝てくれてありがとう。成田国際空港、0℃というアナウンスが有ったけどその服装で大丈夫なのか笑。
→幸い沖止めじゃなかったので上着だけを来て降機しました
パースから成田へのANAビジネスクラスでは我が5歳児はずっと寝てくれました。機内食も食べず、起きてから水を少し飲んだぐらいです。
パースからの復路は到着時刻が朝の8時半頃なので、起きる時間もいつもどおりとなり非常にコントロールがしやすかったです。
頑張ったご褒美に、成田国際空港第1ターミナルに新しくできたレゴショップでクリスマスプレゼントを買ってあげました。否!買わされました(T_T)。
これがシドニーだと早朝5時半前に(羽田に)着くので、親も子どもも眠くてしょうがない時間なのです。英語圏で旅行「先」ではなく旅行そのものを楽しむのならパース、全然ありですね。めっちゃ楽です。
機内サービスを利用しないともったいないと言えばもったいないのですが、これだけぐっすり寝てくれることこそがフルフラットビジネスクラスのメリットだと思えば、存分に堪能できたとも言えます。
ワタシも5−6時間は寝れたので、次の日から仕事でしたが疲れ知らずでしたね。フルフラットビジネスクラスの凄さを思い知った復路となりました。
ANAビジネスクラスパースー成田線の機内サービスについて
蛇足ですが、今回頂いたパースから成田への復路ANAビジネスクラスの機内サービスについてご紹介します。
お伝えしたとおり、子どもはずっと熟睡していたので食事の提供も全て断りました。なのでチャイルドミールの情報はありません。
出発直後に提供されるのが、深夜便なのでワンプレートディナーです。寝る直前だと言うのに、こだわりの洋食をチョイスです。インルームダイニングの子どもの残り物しか食べてなかったのでお腹が減っていたから美味しく頂きました。
到着2時間前、6時半頃に提供された2回目のサービスはモーニングメニューです。ちょっと味付けが薄い感じがしましたが、十分です。すべて頂きました(^^)。
お世話になったB787-8(788)です。
- 往路|11:20成田発ー20:30パース着
- 復路|21:55パース発ー08:50成田着
ANAの成田=パース往復は上記のようなダイヤなので、機体に不備がない限りは到着したら整備されて同じ機体ですぐ出発というブラック企業さながらのローテーションで回され続けることになります。
頑張れ!そしてありがとう(^^)。
まとめ
5歳の子どもを連れてANAビジネスクラスに搭乗してきました。今回ご紹介するのはパースから成田に戻る復路便ですが、出発時間と到着時間が絶妙にいい時間だったのでうまく機内で寝れるように周到に準備して挑みました。
結果、計画通り9時間半のフライト中ほぼ全て寝てくれました。まさに理想的な結果となり感無量です。付き合ってくれた子どもにも感謝感謝です。
パースの街並みも綺麗だったし、パース周辺にもまだまだ行ってみたいところはいっぱいあります。次の機会が恵まれても、シドニーよりパースに行きたいと思うかもしれない、そんな快適なANAビジネスクラス搭乗でした。