ANAやJALなどの日本を代表する航空会社は半期に一度のダイヤ決定時に国内線の一斉販売をしていました。
それがJALが先行して2019年の9月より、国内線のすべての運賃チケットと特典航空券を330日前からの予約開始としました。
それに追随する形になりますが、ANAも国内線のお得なチケットであるANA VALUE/ANA SUPER VALUEの予約開始を355日前から可能とします。
ANAはすでに通常の半期に一度の一斉販売として2020年10月24日までのお得な航空チケットは販売を開始しています。
今回は2020年の10月24日以降のお得なチケット販売となるので、メインは今年の年末年始になります。
2月7日の予約分からとアナウンスされていましたが、特別なANAプレミアムメンバーには先行予約販売があるのです。
すでに先行しているJAL方式との比較も合わせて再度確認していきましょう(公式ページ)。
目次
ANA国内線のお得なチケットSUPER VALUEの355日前から予約開始について
2020年2月7日よりANA国際線のお得な運賃である【ANA VALUE】と【ANA SUPER VALUE】が搭乗355日前の9時半より販売開始となります。
ANA VALUE/SUPER VALUEの販売が355日前の9:30〜
特にSUPER VALUEは搭乗時期や時間帯を選べばとてもお得で、売り切れ必至のチケットです。
それが355日前からと約1年近く前から予約できるようになるので、予定を先に立てれる方にとっては朗報となります。
ANA SUPER VALUEは予約日を含めて2日以内に購入しなくてはなりませんが、搭乗日55日前までは取消手数料はかからないので、1年以上前の予定なんて早々に立てられないという場合でも気軽に予約しやすくなっています。
- 搭乗日55日前までは取消手数料はかからない
- 払い戻し手数料は440円/1区間必ず必要
ANA VALUE/SUPER VALUE以外のチケットは従来どおりダイヤ発表ごと
今回355日前から販売開始になるチケットは【ANA VALUE】と【ANA SUPER VALUE】のみです。
重要な点は、その他のチケットは従来どおり運航ダイヤ発表ごとの一斉販売となるのは従来どおりという点です。
お得なプレミアムクラス運賃・いっしょにマイル割・特典航空券は従来どおり半期に一度のダイヤ発表ごとに販売
この点がJALと大きく異なる点なので、気をつけなくていいけません。
最初だけの先行予約販売あり
今回改定となるANA VALUE/SUPER VALUEは搭乗日355日前になったら随時販売していく形となります。つまり販売日が一日ずつずれていくわけです。
しかし今回の最初の最初だけ、ANAの会員情報によって予約販売開始時期が異なります。
- ANAダイヤモンドメンバー|2月5日(水)9:30〜
- ANAプレミアムメンバー|2月5日(水)11:00〜
- ANAカード/モバイルプラス会員|2月5日(水)14:00〜
- ANAマイレージクラブ会員|2月6日(木)11:00〜
- 上記以外のお客|2月7日(金)9:30〜
従来の発表では2月7日の販売より355日前とアナウンスされていたのですが、ANAのプレミアムサービスメンバーを中心に2日早く先行予約できるのです。
最初の予約開始となる2月5日を含めた355日後は2021年1月24日(日)となります。
すでに2020円10月24日までは販売されているので、今回の355日前販売開始に含まれる大きなイベントは今年の年末年始のみ、となります。
年末年始の帰省・帰宅ラッシュ時にできるだけ安い航空チケットを確保したかったら、ここで勝負するしかありません。
ただすでに330日前販売として先行しているJALの年末年始の国内線チケットを見てみると、最初からそれなりにお高いのであんまり期待できません^^;
ANAの安い航空チケットはSUPER VALUEだけではありません。
諸条件やプレミアムポイント積算率に目をつぶればANA Discoverなんちゃらというチケットもありますし、国際線の国内区間をうまく誘導する方法もあります。
コストを回収できるのならいつでも買える普通運賃を利用すれば販売時期など気にする必要はなくなります。
330日前のJAL国内線と355日前のANA国内線
今回のANA国内線のVALUE/SUPER VALUEチケットが355日前からの予約販売が開始されることで、ANAもJALと同じ土俵に立ったように感じます。
しかし両者には決定的な違いがあります。
ANA国内線 | JAL国内線 |
355日前 | 330日前 |
VALUE/SUPER VALUEのみ | すべての運賃チケット |
プレミアムクラスは半期ごとの販売 | ファーストクラスも330日前から販売 |
特典航空券は半期ごとの販売 | 特典航空券も330日前から販売 |
ステータスの先行販売なし(初回のみあり) | ダイヤ・プレミアは334日前先行販売 |
355日前と330日前の違いは大差はないと思います。
ポイントの①は、JALはすべての運賃チケットが330日前発売なのに対して、ANAはVALUE/SUPER VALUEのみ、と言うことです。
特にJALのファーストクラスとANAのプレミアムクラスは何かと比較されますが、いずれも人気の予約クラスなのでいつ販売されるかというのは重要な情報です。
個人的には普通席との運賃比較ができるJALの方式のほうが優れていると思います。
ポイントの②は、特典航空券の販売タイミングです。コレもJALは330日前なのに対して、ANAは半期ごとの販売となっています。
特典航空券の欲するタイミングは色々ですが、やはり普通席の運賃と比較はしたいのでJAL方式のほうが好ましいと考えています。
ポイントの③は、それぞれの航空会社ステータスによる販売のタイミングについてです。JALはダイヤモンド・プレミア会員は4日早い334日前から有償チケットも特典航空券も予約することができますが、ANAはステータスによる優位は販売タイミングとしてはありません。
もともとANAの特典航空券は確保しにくい面があるので、JALのようにステータスによる特典航空券の優遇は欲しかったと思います。
つまりJALとANAの国内線チケット販売方法は、ワタシ的にはJALの方がユーザーとして使いやすいと考えているわけです。
JALのようにすべての運賃チケットをまとめて取り扱わない限り、ANAのVALUE/SUPER VALUEのみの355日前販売は逆に利用しにくく感じます。
なぜなら他の選択肢との比較ができないからです。ANAにはもう少し考えて欲しいところです。
まとめ
ANA国内線のお得な運賃チケットであるANA VALUE/ANA SUPER VALUEが今までの半期ごとの一斉販売ではなく355日前からの販売購入方式となります。
2020年2月7日9時半からとのアナウンスだったのですが、ANAのプレミアムメンバーやANAカード会員は2月5日からの先行予約を利用できるので、このタイミングで再度アナウンスさせてもらいました。
それにしても実際に来年の予定を立てる上でJALもANAも検討しましたが、やはり特典航空券も含めてすべての運賃が330日前から取り扱っているJALの方が利用しやすいと感じています。
ANAもその辺は分かっているので、そのうちJALにさらに合わせてくるんじゃないかなぁ、と思っています。