羽田空港国際線発着枠の増設によりANAは13.5枠を獲得しました。それにより羽田空港発着便を12路線を新規で開設し、2路線を増便します。
その内約は米国が6枠、中国が2枠、豪州とロシア、イタリア、トルコが1枠ずつ、スカンジナビアで1枠、インドで0.5枠となっています。
今のところ米国本土には興味なく(ハワイばかり)、イタリアのミラノ直行便がちょっと気になるかなぁ、ぐらいで羽田国際線枠の増発には気にもしていませんでした。
ところが、2020年1月23日に2020年夏ダイヤが正式決定して色々なニュースが出てくる中、気になる一文を見つけたのです。
1日1往復ずつ運航する成田-プノンペン、ジャカルタ、クアラルンプールの各線は、一部日程で減便。いずれも週3往復運航となる。
なんですと??成田ークアラルンプール路線が減便??この路線は、ワタシのような地方ANA修行僧にとってはとても助かる路線だったのです。
それが減便??すでに2020年度の修行計画は終わっています。その影響はないのか??とても動揺しています。
なぜ地方民(福岡)だと影響があるのか?人気の羽田便ではだめなのか?それらをお伝えしていきたいと思います。
ANAクアラルンプール路線はANA修行僧に人気
ANAのクアラルンプール路線は、ANAのステータスを求めるマイル修行を行う修行層にとってはとても人気のある路線です。
それは海外発券を中心として、とても効率よくANAのプレミアムポイント(PP)を貯めることがデキるからです。
ワタシも2019年はクアラルンプールに何往復もしてANAのマイル修行を行い、ANAのダイヤモンドサービスメンバー入りを果たしています。
その際に何度もお世話になったのが【成田ークアラルンプール】路線なのです。
なぜ【成田】なのか?その理由をご説明しましょう。
ANAのクアラルンプール路線時刻表
ANAのクアラルンプール路線は現在羽田発着を1日1便週7日、成田発着を1日1便週7日の毎日運行となっています。
クアラルンプール路線の冬ダイヤは以下の通りです。
- 羽田ークアラルンプール|00:05-06:45
- 成田ークアラルンプール|17:15-00:05
- クアラルンプールー成田|08:00-15:45
- クアラルンプールー羽田|14:15-22:05
夏になると少しダイヤが変わりますが、基本的な時間帯は同じです。
- 成田ークアラルンプール|17:20-23:35
- 羽田ークアラルンプール|23:30-06:00
- クアラルンプールー成田|07:10-15:10
- クアラルンプールー羽田|14:15-22:15
羽田ークアラルンプールは完全な深夜便で、クアラルンプール到着は早朝となります。
対して成田ークアラルンプールは日中便でサービスもいいのですが、到着が深夜となります。
復路ではクアラルンプールー成田は早朝便として、成田には午後に到着します。
対してクアラルンプールー羽田は日中便でサービスはいいのですが、羽田到着は夜になります。
東京在住の人なら迷わず羽田発着便を選び、日本国内区間に那覇をつけてさらに羽田ー那覇を別日程にして別々の旅行として楽しんでいます。
しかし羽田や成田で乗り継がなくてはいけない地方民は違います。
東京ークアラルンプール路線での日本国内乗り継ぎについて
羽田便の一番のネックは、クアラルンプールからの復路での羽田到着が夜となり日本国内のどこにも乗り継ぐことができないことです。
那覇発着を付けていようが、ワタシの地元福岡に帰るにせよ羽田での1泊を余儀なくされます。
クアラルンプールからの羽田到着は深夜に近く国内乗り継ぎができない
対して、クアラルンプールからの復路で成田空港に到着する15時台というのは福岡を含めて、成田発で日本中の地方空港にいい感じにつながる時間帯なのです。
那覇発着を付けなければ、成田に着くクアラルンプールからの復路は結構有用だったのです。
クアラルンプールからの成田到着は成田からの地方空港乗り継ぎに最適な時間
クアラルンプールへの出発便に関しては、羽田発は深夜なのでどの地方空港からでもアクセス可能な時間です。
成田空港を出発してクアラルンプールに向かう便は17時台に出発なので、成田空港滞在時間は短くなりがちですがこちらも地方空港ー成田空港への路線を活用しやすい時間帯です。
またひと手間が必要ですが、羽田空港ー成田空港間移動を厭わなければ、往路に関しては羽田発でも成田発でも地方民としても問題ありません。
特に羽田発の時間帯は、平日仕事後に羽田空港に移動しても乗り継ぐことが出来るので週末修行僧としては重宝しています。
クアラルンプールに向かう往路便は成田・羽田どちらでも利用しやすい
成田ークアラルンプールが減便される影響について
成田=クアラルンプール路線が週3に減便されるとして、その曜日は非常に重要です。
ワタシはソースを見つけることができなかったのですが、ツイッターでの会話は衝撃的でした。
成田→クアラルンプールが月火水のみってキツいね😥クアラルンプール→成田は火水木とはトホホ💦
— アルバート (@albertjzzw) January 23, 2020
その後、検索でも情報が載り始めました。
それによると成田=クアラルンプールの減便情報は以下のとおりです。
【成田=クアラルンプール】
- 成田出発|月・火・水
- クアラルンプール出発|火・水・木(成田発の翌日)
- 実施時期|7月1日〜8月31日(今のところ)
よく見てください…週末が含まれていません(・・;)。
つまりワタシのような週末限定の修行僧は全く利用できない日程を組まれてしまっています(T_T)。
平日だけで誰が利用するのでしょうか…もともとANAのクアラルンプールー成田は、成田をハブ空港として乗り継ぐ外国の方を想定しているっぽいので、問題ないのでしょうかね。
幸いにして今のところは実施時期として7月ー8月の限定となっているのですが、これもいつ限定解除になってもおかしくないわけですよね。
地方民修行僧だと羽田オンリーの修行は、人によってはちょっときついです。
ワタシが組むならこうなります。
- 金曜日夜|福岡ー羽田
- 土曜日|羽田ークアラルンプール
- 土曜日にクアラルンプール1泊
- 日曜日|クアラルンプールー羽田
- 日曜日に羽田1泊
- 月曜日|羽田ー福岡〜エクストリーム出社
羽田1泊がとてもとてもとても余計になるのです。月曜日のエクストリーム出社もマジキツイです。
クアラルンプールに0泊するタッチ修行は可能なのでしょうが、それは避けたいというのが本音です。
いやマジで困りますね。夏季限定であってほしいものです。
まとめ
ワタシが地方民として愛してやまない成田=クアラルンプール路線が減便になるという衝撃的ニュースを耳にして、その問題点をまとめてみました。
羽田空港を利用できる都民なら全く問題ないのですが、地方民としては【羽田】か【成田】のどちらかを選択できるというのは非常に助かっていたのです。
羽田空港だけで修行できる都民の方々も、1日1便になることによって路線が混雑することが予測されます。決して他人事ではないのですね。
今のところ7月ー8月限定でオリンピックの影響かただの様子見なのか9月以降も継続するのかは分かりません。
元々夏季は修行として避ける時期ではあったので、このまま期間限定であることを願うばかりです。
ANAが羽田空港国際線発着枠をガッツリ取りにいったせいでパイロットが足りなくなったり機材繰りが厳しくなりショボい機材を登場させざるを得なくなったりしているとしたら、草草ですね(-_-;)