【2020年の記憶】ANAマイル長者でスカイコイン修行僧はコロナの特別対応でも注意が必要

【コロナの記憶】改め【2020年の記憶】は2020年年初から始まった新型コロナウイルスのパンデミックによる色々な影響を記録に残すべく記事にしています。

今回はANAの「マイル・ANAスカイコインの有効期限延長」についてまとめたいと思います。

手持ちのマイルやANAスカイコインの有効期限は延長してもらえるようですが、キャンセルで戻ってきたそれらは実は対象外かも、という話です。

ANAのマイル・スカイコイン有効期限の延長について

ANAは新型コロナウイルス災禍への特別対応としてマイルとANAスカイコインの有効期限延長をアナウンスしています(公式ページ)。

【ANAマイル・スカイコインの有効期限延長について】

有効期限の延長は、マイルを利用した特典航空券でもANAスカイコインを利用した有償航空券でも旅行できる算段ができない現状ではとても助かりますね。

まあ2021年2月に失効すると1ヶ月しか延長しないのはご愛嬌といいますか…

現在手元にあるマイルやANAスカイコインに関しては有効期限が切れても2021年3月末まで期限が延長されます。

ただ最初に有効期限延長がアナウンスされた時に「あったかな？？」と思う追加注意事項が載っています。

【マイル・ANAスカイコイン有効期限延長に関する注意事項】

上記の注意事項は、現在手元にあるマイルやANAスカイコインの期限は延長されるのですが、キャンセルで戻ってきたマイルやANAスカイコインの期限は延長されない、を意味することと解釈できます。

マイルの有効期限は3年間なので2020年に特典航空券に利用したマイルの有効期限がすぐに切れることはあまり想定できないです。

ただANAスカイコインの有効期限は1年間なので、1年間旅行に行けなければ容易に有効期限が切れて失効します。

利用時には期限ギリギリだったANAスカイコインは、払い戻しをした時点で期限が切れるわけです。

特に国際線の予約に関しては1年前から確保に走ることも多いので、キャンセルの影響は大きいでしょう。

問題は「不可抗力またはお客都合による払い戻し」の「不可抗力」という文言です。

これは普通に考えれば新型コロナウイルスの影響によって航空会社都合によるフライトキャンセルも含まれると理解できます。

表には出ないマイル錬金術で貯めた大量のマイルをANAスカイコインにしてお得にマイル修行をしている人たちにとってはそれなりの影響がありそうですね。大量に戻ってきたスカイコインの使い道は限定的ですし、失効の嵐でしょうから。

もし該当する場合は有効期限には注意が必要ですね。

ワタシは修行では実費でマイルは家族旅行で利用する派なので、まあ実害はほぼないです。

そういえば電話でキャンセルを申し込んだときも「口座に戻る」とは説明されたけど有効期限にまでは言及されなかったような…

今回の【コロナの記憶】改め【2020年の記憶】は、キャンセルで戻ってきたマイルとANAスカイコインの有効期限は特別対応無しなので元々の期限で失効しそう、をまとめました。

マイル長者からの特典航空券なら影響はさほどないでしょうけど、マイル長者からのANAスカイコイン→マイル修行の錬金術コースの場合は影響がありそうですね。
※でもたぶんそんな錬金ができる猛者はかんたんに抜け道をかいくぐりそう…

ちなみにJALの場合、2020年2月から2020年7月末までに有効期限をむかえるマイルとeJALポイントは、有効期限1年間のeJALポイントに積算される特別対応となっています(公式ページ)。

こちらは対象期間が短い上に、マイルまでeJALポイントにされてしまうのでANAの対応よりいまいちそうですが、キャンセルで戻った分への言及はないので心配はなさそうです。

むしろコロナの影響で戻ってきたマイルは有効期限がリセットされて3年間になって戻ってきているとの報告も目にしますので、より嬉しいかもしれません(eJALポイントに関しては不明)。